実践商談ノウハウ vol.3

売り場で差をつける!売れるパッケージの条件とは?

2024.02.21

商品には自信があるけれど、なかなか売れない。伸び悩んでいる……。
原因は様々考えられますが、もしかするとそれってパッケージのせいかもしれません。
パッケージ制作に力を入れてこられなかったメーカーさんにこそ読んでいただきたい、「売れるパッケージの条件」を解説いたします。

パッケージが持つ役割

パッケージの役割は、ずばり

『消費者が商品を手に取りたい、買いたいと思わせること』

です。

 

競合商品がひしめく売り場で、他のどの商品よりも早く目に留まり、商品の特性を一目で理解してもらい、買いたいと思ってもらうためには、 素敵!新しい!目立つ!おいしそう!他にはない!面白い!というような、消費者が欲しくなる感情をくすぐるデザインである必要があります。

 

パッケージとはその名の通り商品を包んでいるものです。商品本体は見えないことの方が多く、どんなサイズなのか、どんな色、においなのかもわかりません。もちろん買う前に味わうこともできません。

 

そのため、それらすべてをキャッチコピーやグラフィック、テキスト、イラスト、 写真に落とし込んでパッケージにまとめ上げることで、消費者にアピールすることが必要になります。

 

中身の良さももちろん重要ですが、パッケージのアピールが不足していると数ある商品の中から選んでもらうのは非常に困難になってしまいます。

 

パッケージのデザインによって売れるか売れないかが決まると言っても過言ではないため、商品開発の上では最も重要なポイントといえます。

良い商品、良いパッケージの条件

では、売れるパッケージにするためにクリアしなくてはならない条件について考えてみましょう。

 

①商品コンセプトがブレていないこと

②消費者が買いたくなるパッケージであること

③唯一無二の個性を持った存在であること

 

これらは今まさに売れている・すぐれた商品に共通する3つの条件です。ひとつずつしっかりクリアしていけば、競合に負けない強い商品になります。

 

それぞれの条件について詳しく解説します。

 

① 商品コンセプトがブレていないこと

コンセプトとはずばり『何を基準にものづくりをするのか』を決めることばです。
もっと端的にいうと、ルールです。
商品開発は時にたくさんの人が関わることがあります。複数の人で開発する過程では、ひとつの考え方でみんなの思考を束ねておかないとどこからか綻びができてブレてしまいます。
そんなときににコンセプトというルールがあれば全員が共通認識を持って開発を進めることができます。
当然、商品開発の最終段階であるパッケージにも、その商品コンセプトに沿ったデザインイメージを持たせることが重要となるでしょう。

 

② 消費者が買いたくなるパッケージであること

消費者がほしい!と思うような素敵なデザインなら一層売れる確率は高まります。「手に取りたい」「買いたい」と思わせるコミュニケーションを実現できるかが重要です。
競合が数多くある売り場で、他のどの商品よりも速く消費者の目に留まり商品の特性を一目で理解してもらい、買いたいと思わせられるか。それはパッケージが魅力的であることで解決することができます。

 

■色味の統一感がある
■正しいフォントやポイント数が選択されている
■適切な言葉選びでわかりやすくアピールできている
■ターゲットに沿った容量や包材が設定されている 
■消費シーンが想像できる   など…

 

基本的なものですが、これらを見直すだけでも魅力のあるパッケージに近づけることが可能です。それ以外にも、ロゴデザイン開発やコピー開発、また包材選びやカタチにもこだわってみてください 。自社で行うことが難しい場合は、補助金などを活用し、外部デザイナーに発注することも検討しましょう。

 

③ 唯一無二の個性を持った存在であること

売り場で選ばれている商品は他と並んでも抜きん出た個性があることが多いです。
商品によってさまざまですが、大手メーカーの場合と地方メーカーでは大きく個性の方向性が異なります。大手メーカーの場合、地方メーカーと大きく違う点としては「話題性」「季節」を巧みに商品コンセプトに取り入れ、流行に乗った商品がバズることが多いです。大手ならではの流通網と大ロット生産、さらに大規模な広告展開などによりブームを作ることもしばしば。それが消費者にとって魅力に映ります。

 

一方、地方メーカーの場合はひとつのジャンルの素材を丁寧に扱って、専門性の高い商品を生み出せる強みがあります。こだわりや想い、製造プロセス上の特徴等を個性にしてアピールできている商品は消費者には目新しく映り、手に取ってもらいやすいです。

 

地域メーカーは自社のストーリーや商品へのこだわりがとても魅力的な「唯一無二」なので、そこをうまくパッケージに落とし込めると売り場での見え方に差がつきます。競合商品とは違った切り口で魅力が伝えられるといいですね。

 

地域メーカーこそパッケージをうまく利用して商品の良さをアピールしてほしい
売り場で選ばれる商品にするためにパッケージ開発は不可欠です。

 

たかがパッケージと思わず、一度上の3つの条件を一つの基準としてお役立ていただき、振り返りの機会や参考にしてもらえたら幸いです。