今が旬

サクラマス

旬の時期
3~6月

渓流の嬢王ヤマメはサクラマスの幼魚と知っていましたか?
河川で1年半の生活を経たヤマメは、春先に、一部の魚の体表が親と同じような銀色に変化して富山湾に下ります。海に下った幼魚は、オホーツク海まで1年にわたる大回遊で餌をたっぷりと食べ大きくなったものがサクラマスとなり、春には神通川や庄川などの河川に帰ってきます。
また、サクラマスという名前の由来も、春の桜の咲く頃に川に遡上することや成熟した体に桜色の婚姻色が現れることだといわれています。

とやまポーク

旬の時期
通年

黒部名水ポーク、立山ポーク、滝寺マーブルポーク、城端ふるさとポーク…等、産地の地名を冠した様々な「地豚」がよく聞かれるようになりました。現在、富山県内で養豚を営むすべての生産者が、産地銘柄として地名や飼育方法にちなんでつけています。「とやまポーク」には冒頭の4つに加えて、小矢部のメルヘンポーク、砺波市のたかはたポーク、富山市八尾のおわらクリーンポーク、南砺市のむぎやポークとをあわせて全8銘柄があり、それぞれに産地ならではの工夫や生産者独自のアイデアが加えられています。
「お互いに知恵を絞って切磋琢磨するなかで、養豚のレベルを日々向上させていくのが狙いです。」と話すのは、生産者すべてが加入する富山県養豚組合連合会の新村会長。黒部名水ポークのブランドを普及させた立役者の一人である前会長の木島さんは、1990年から豚肉のブランド化を強く押し進め、仲間と共に苦労の末、1999年から黒部名水ポークの供給をスタートさせることができました。この成功に追随するようにして県内の銘柄豚(9銘柄)が立ち上がりました。その銘柄豚の総称を表すのが「とやまポーク」です。

ホタルイカ

旬の時期
3〜6月

午前4時すぎ、富山県北東部にある滑川港から約2〜3キロ離れた沖合では、海の底から青白い光りの束があふれ出します。光の正体は、春になると富山湾沿岸に押し寄せるホタルイカ。4〜7㎝の小さな体に約1,000個もの発光器を持つ小さなイカは、定置網が引き揚げられる時に、青白い神秘的な光を放ちます。ホタルイカの漁期には、定置網が引き揚げられる様子を見学する観光船が運行され、多くの観光客が海のイリュージョンに酔いしれます。
ホタルイカの漁期は3〜6月で、主に3月下旬からの1カ月間が最盛期です。日本近海に広く分布しているホタルイカが、この時期に群れをなして富山湾に押し寄せるのは、1,000m以上の水深を有する富山湾特有の海底地形(「あいがめ」)によるものと考えられます。昼は太陽の光が届きにくい水深200mより深いところで生息し、夜になると産卵のために海面近くまで浮上します。富山市水橋から魚津市にかけての海岸沿い約15㎞、沖合約1.3㎞の海域は、春にホタルイカの群れが押し寄せることから「ホタルイカ群遊海面」として国の特別天然記念物に指定されています。

とやま和牛 酒粕育ち

令和4年7月19日(火)に「とやま和牛」の新ブランド、「とやま和牛 酒粕育ち」がデビューしました。
「とやま和牛」は、令和3年の「A5」比率が、全国2位の74%と、トップクラスの品質を誇っていますが、さらなる消費拡大に向け、新たな付加価値として、栄養価の高い「酒粕」を飼料とする取組みを富山県酒造組合や富山県肉用牛協会と連携して進めてきました。
令和4年度の出荷頭数は200頭の見込みで、その肉質・食味は、”ジューシー”で”やわらかい”、”脂の甘みが強い”ことが特長です。(民間分析機関等による官能評価の結果)

ほうれん草

旬の時期
4〜2月

ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素を豊富に含むほうれん草。高岡市は、富山県内のほうれん草生産量の約6割を占める、一大産地として知られています。昭和50年代から本格的な栽培がはじまっており、その道30年以上のベテラン農家が、第一線で活躍しています。
産地は高岡市地方卸売市場に近く、収穫した野菜をすぐに市場へ届けられる利点があります。ほうれん草に代表される軟弱野菜は、収穫後の鮮度劣化が早く、地の利が、ほうれん草の出荷に有利に働きました。収穫直後に卸売市場へ出荷され、新鮮なまま野菜売場に陳列、その日のうちに食卓へ届くという流通パターンが実現したのです。平成30年度は高岡市内114戸の農家が、年間で延べ19.3haで栽培に取り組み、その大半が富山県内で消費されています。

利賀村行者ニンニク

旬の時期
3〜5月

水芭蕉の葉に似た、行者ニンニクは高冷地に育つ山菜であることから、約20年ほど前から南砺市利賀村で栽培されるようになりました。
にんにくよりも多いアリシンを含み、疲労回復や滋養強壮に良いとされています。
強いニンニクの臭いが特徴の行者ニンニクは、しょうゆ漬けや、おひたし、薬味として人気です。