グルメ特集
以下の3つを全て満たしたものが
「とやま和牛 酒粕育ち」に認定されます
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「とやま和⽜ 酒粕育ち」の
ロゴデザイン
ロゴデザインは、酒粕を⾷べて育った和⽜をイメージしたシルエットに、原料の酒⽶の「⽶」の⽂字を放射状に広がるように配置しています。8つに分割された部分は⾁質等級が5等級と格付けされる⾁の⾊を、⼝元の菱形は栄養豊富な酒粕を表現しています。
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有限会社池多ファーム村田 信也さん
(インタビュー日:令和6年2月26日)
こだわりの飼料と飼育環境
静かで清潔な環境で美味しいエサをたっぷりと与えることで、牛は大きく健康に育ちます。牛舎は、車やバイクの走行音、緊急車両のサイレンの音などで牛を驚かせないように道路から離れた場所にあります。寝床となるスペースは、菌の繁殖を防ぐため、コンクリートの床にバークとおがくずを敷き詰めています。それを定期的に入れ替えることで清潔な状態を維持しています。また、気温の変化によって、牛の食欲が減退し、病気にかかることがあります。特に生後2〜3ヶ月の子牛は、まだ自分で体温調整がうまくできません。そのため、朝・夕にエサを与える際には、牛たちの健康状態を細かく観察しています。池多ファームでは、牛の成長に応じて、自社生産の牧草や稲わら、地元産のトウモロコシや麦などの配合飼料を与えています。その後、生後26月目から出荷されるまでの間は「酒粕」入りの飼料に切り替えます。「酒粕入りの飼料は美味しいのか、夏場でもたくさん食べてくれるんですよ。」と、村田さんは話します。
美味しさの秘密と特徴
Part 01
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栄養価の高い酒粕入りの飼料で、
牛がすくすくと育ちます
酒粕は、食物繊維やタンパク質、ビタミンB群などの栄養素を豊富に含む発酵食品です。酒粕を与えることで、牛は飼料をよく食べるようになり、出荷前の牛一頭から取れる肉の量は500キロ前後に増えました。
Part 02
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地域資源の循環で高付加価値化
『とやま和牛 酒粕育ち』に与えている酒粕は、県内の酒造会社から提供されています。廃棄されていた酒粕を地元の肉牛農家が牛の飼料として使う地域資源の循環と、柔らかくジューシーな肉質となる高付加価値化を両立させています。
生産者としての想い
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「もっと肉質の良い牛に育てられないか」と考えていた時、富山県の『とやま和牛 酒粕育ち』の取組みを知り、池多ファームでも試験に参加しました。牛に酒粕を与えるという初めての試みに不安もありましたが、酒粕は人にとっても美容や健康に良いと言われているので、きっと牛にも良い効果が出るだろうとの期待が大きかったです。最初は水分を多く含んだ酒粕の扱いが難しく、与えすぎると肉が柔らかくなりすぎるという問題もありましたが、県が専用の酒粕入り飼料を開発してくれたこともあり、しばらくの試行錯誤の末、『とやま和牛 酒粕育ち』を皆様に提供できるようになりました。直営の精肉店「メツゲライ・イケダ」で購入された方からは「柔らかくて、美味しい」、「味がしっかりしている」など喜びの声を多くいただき、大変嬉しく思っています。最近では県内でも認知されはじめてきたと感じます。より多くの皆様に『とやま和牛 酒粕育ち』の美味しさを知ってもらうためにも、肉牛農家の仲間たちと飼育方法などを共有し、県内の生産量を増やしていければと思っています。
店舗案内
メツゲライ・イケダ本店
- 住所
- 〒930-0151
富山市古沢651-1Google map
- TEL / FAX
- 076-427-0666 / 076-427-0667
- 営業時間
- 10:00~18:00(日曜:17時まで)
- 定休日
- 火曜、第1・3水曜
- 駐車場
- 店舗前にございます
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