とやまグルメ・フードフェス2025

今が旬

大かぶ

旬の時期
11〜1月

産地として富山市音川地区が有名です。同地区は昭和50年代から「大かぶ」を栽培しており、収穫された大かぶは主に京都の食文化を代表する「千枚漬け」の材料に使われています。その名の通り、直径13センチ、重量1キロ以上、大きいものは5キロにも及ぶ巨大なかぶらで、雪のように純白な実はきめが細かく甘味があり、伝統ある京漬物の食材として重宝されています。
一方、お隣の石川県では、主に「金沢青カブ」という品種が使われます。サクサクと歯ごたえのよい金沢青カブに比べて、富山市音川産の大かぶは歯触りが柔らかいという特長があります。

こまつな

旬の時期
5〜2月

サラダや中華料理などの食材として人気のこまつな。カルシウムやビタミンなど栄養価の高い野菜としても注目されています。
富山では、甘みを増した寒締めこまつなも。出荷量は多くありませんが市場を通じて県内で販売されています。この時期だけの菜っ葉の肉厚さや甘さをご賞味ください。

ブリ

旬の時期
10〜2月

師走の空に激しい雷鳴が鳴り響くと、浜は「ブリが来るぞ!」と活気づく。北西から強風が吹きつけ、海が荒れ、地元の人々が「ブリ起し」と呼ぶ地鳴りのような雷が鳴り響くと、いよいよブリシーズンがはじまる。
ブリは12月から翌年の1月にかけて、シベリア寒気団とともに北海道沖から南下する。佐渡沖を通過してから約1週間後、能登半島に行く手を遮られるようにして、ブリが富山湾に入り込む。激しい荒波を乗り越えてやってきたブリは、富山湾へたどり着く頃に最も脂が乗り、味が鍛えられているのだ。

ます寿し

竹の棒に曲げわっぱ。容器を締めつけるゴムをほどいて、丸い蓋をあけると、中から笹の葉が重なり合って顔を出します。その笹を開いて現れるのは、鱒は鱒でもサクラマス。鮮やかな紅色の切り身が笹の緑に映えて、見事なコントラストをつくります。富山のお土産に人気のます寿しですが、はじめて手にした時に食べ方がわからない、という人が多いのではないでしょうか。その独特の味わいとスタイルが人気を呼んで、現在は富山を代表するお土産になっており、また、富山県が認定する「富山県推奨とやまブランド」の1つです。
富山県内では、鱒寿司店の他にも、ホテルや寿司屋、惣菜店など、様々な業者がます寿しを作っています。鱒の厚みやシメ加減、酢飯の味、ご飯の炊き方、笹の葉の使い方、鱒や酢飯の盛りつけ方など、全てが同じます寿しはありません。作り手によって様々な特長が見られるのも、ます寿しの楽しみではないでしょうか。

甘エビ

旬の時期
通年

生で味わった時のとろけるような甘さから、その名がつけられた「甘エビ」。正式には、「ホッコクアカエビ」といい、鮮やかな赤色の殻で全身が覆われていることから、地域によっては南蛮エビ(新潟県)、赤エビ(山形県)など、いくつか呼び名があります。
ホッコクアカエビは、若狭湾以北の日本海北部沿岸からオホーツク海、ベーリング海、カナダ西岸までの北太平洋に棲息する文字通り「ホッコク」のエビで、水深約200〜700mほどにかけての水温が低い深海で棲息しています。沿岸からわずか10〜20km付近で、海底が1,000mの深さにまで達する富山湾は、漁場が極めて近く、そのため鮮度が保たれたまま食卓へ運ばれます。「甘エビ」と呼ばれる理由となったとろけるような甘さが堪能できるのも、富山湾ならではの地の利があってこそなのです。

さといも

旬の時期
11〜1月

富山県では南砺市と上市町が主なさといもの産地として知られています。その中でも、南砺市山野地区は歴史が古く、専勝寺農帳によると萬治年間(1660年頃)にさといも栽培の記録が残っています。また、南砺市焼野地区では、享保5年(1720年)に加賀藩より種いもが譲渡され栽培が始まったと言われています。
南砺市の焼野と山野の両地区は、どちらも庄川とその支流の堆積によって形成された扇状地にあり、豊富な用水と水はけに優れた土壌です。この地域ならではの土壌と気候が、南砺産さといもの粘りの強さと柔らかさを育んでいます。