とやまグルメ・フードフェス2026

今が旬

ゲンゲ

旬の時期
9〜5月

日本三大深湾のひとつに数えられる富山湾には、海岸から水深1000メートル付近まで急激に落ち込む海底谷があります。300メートル以深には、水温0度に近い日本海固有水=海洋深層水があり、そこには多様な生物が存在しています。ホタルイカ、ベニズワイガニ、シロエビはよく知られた存在になりましたが、近年にわかに注目を浴びているのが、ゲンゲです。
ゲンゲは、水深200メートル以深に棲む深海魚です。体長20センチほどで細長く、身は白く透明感があります。全身がヌルヌルとした分厚いゼラチン質で覆われおり、大きなおたまじゃくしのような印象です。身は適度な脂がのっており、漁村では昔から味噌汁の具や吸い物の種として使われていました。また、天婦羅や唐揚げにすると柔らかなフワフワした食感があり、干したものを軽く炙れば酒肴として最適と評価が高まっています。

バイガイ

旬の時期
通年

富山湾ではオオエッチュウバイ、カガバイ、ツバイ、チヂミエゾボラ(エゾバラモドキ)の4種類のバイガイが水揚げされます。4種類ものバイガイがとれるのは全国でも珍しいです。
地元ではチヂミエゾボラがもっとも大きく高価で、次いでオオエッチュウバイ、カガバイ、ツバイの順に大きいです。
ツバイは、漁獲量も多く、殻の頭頂部が黒いことから「ケツグロ」とも呼ばれています。

福光ぎんなん

旬の時期
8〜10月

南蟹谷地区(福光地域)には蓮如上人の伝承により昔から多くのぎんなんが植栽されていました。現在では「ぎんなんの里」と認められ評価される様になりました。
銀杏は漢方として古来よりせき止めや、膀胱の括約筋を強くする効果から夜尿症・頻尿の改善に使われ、 良質のタンパク質はコレステロールを減らし、滋養強壮にも効果があるなど様々な薬効があると言われています。

小粒いちじく

旬の時期
8~10月

富山県では、新たに小粒いちじくの生産拡大取り組んでいます。
小粒いちじくは甘味が強いことや、外観が珍しい等の特徴を持つことから、外食産業業界からの関心も高く、評価が高まっています。
県内では、「コナドリア」(収穫時期:8月下旬~10月上旬)と「ネグローネ」(収穫時期:9月中旬~11月上旬)という品種を主要品種として作付しています。「コナドリア」は、1果重が50g前後、果皮が鮮やかな緑色、果肉が赤色、糖度は15%程度と高く、「ネグローネ」は1果重が25g程度で、糖度は16%程度と高くやや酸味があり、ねっとりとした食感で、どちらも果皮が薄いため丸ごと食べることができます。

また生産面では、果樹の中でも比較的作業が容易なこと、農薬が少なくて済むことの長所が挙げられます。
富山県では、高品質な果実を安定的に収穫するために、育苗ハウスを活用した雨よけ栽培や、移動可能なコンテナ栽培に取り組んでいます。

糠イワシ

旬の時期
6,7,8,9,10

寒ブリで知られる富山県氷見。水産物の宝庫である氷見ではサバやイワシなどの保存食として糠漬けがあり、地元では「こんか漬け」の名が伝わっています。
新鮮なイワシをうまみ豊かに発酵させた「糠いわし」は、ごはん、日本酒にぴったりです。また、アンチョビのようにトマトソースに加えてコクを出すのにもひと役かってくれます。

甘エビ

旬の時期
通年

生で味わった時のとろけるような甘さから、その名がつけられた「甘エビ」。正式には、「ホッコクアカエビ」といい、鮮やかな赤色の殻で全身が覆われていることから、地域によっては南蛮エビ(新潟県)、赤エビ(山形県)など、いくつか呼び名があります。
ホッコクアカエビは、若狭湾以北の日本海北部沿岸からオホーツク海、ベーリング海、カナダ西岸までの北太平洋に棲息する文字通り「ホッコク」のエビで、水深約200〜700mほどにかけての水温が低い深海で棲息しています。沿岸からわずか10〜20km付近で、海底が1,000mの深さにまで達する富山湾は、漁場が極めて近く、そのため鮮度が保たれたまま食卓へ運ばれます。「甘エビ」と呼ばれる理由となったとろけるような甘さが堪能できるのも、富山湾ならではの地の利があってこそなのです。