ゆず
- 旬の時期
- 11月
デコボコとした独特の曲線美と爽やかな芳香で人々を魅了する「ゆず」。柑橘類に属するため南国で育つ印象がありますが、意外にも耐寒性が強く、東北以南各地の広い地域で栽培されています。富山県内で昔からゆずの栽培が行われているのが、砺波市庄川地区です。
この地にゆずの原種をもたらしたのは、弘法大師と伝えられます。また、井波瑞泉寺を創建した綽如(しゃくにょ)上人にゆずを献上したという逸話があり、中世の時代からこの地でゆずが親しまれていた事がわかります。
庄川ゆずは表皮が粗く、表面のデコボコ感が強いという特長があります。また、温暖な地域で育つものに比べて表皮が肉厚のため、皮が重宝されるという、ゆず特有のニーズに叶っています。さらに、表面がデコボコなため、香りを発する皮の表面積が大きく、特有の強い香りを醸し出しています。1個120g前後のものが主流で、サイズが大きく形が綺麗なものは、贈答用として買い求められます。
ゲンゲ
- 旬の時期
- 9〜5月
日本三大深湾のひとつに数えられる富山湾には、海岸から水深1000メートル付近まで急激に落ち込む海底谷があります。300メートル以深には、水温0度に近い日本海固有水=海洋深層水があり、そこには多様な生物が存在しています。ホタルイカ、ベニズワイガニ、シロエビはよく知られた存在になりましたが、近年にわかに注目を浴びているのが、ゲンゲです。
ゲンゲは、水深200メートル以深に棲む深海魚です。体長20センチほどで細長く、身は白く透明感があります。全身がヌルヌルとした分厚いゼラチン質で覆われおり、大きなおたまじゃくしのような印象です。身は適度な脂がのっており、漁村では昔から味噌汁の具や吸い物の種として使われていました。また、天婦羅や唐揚げにすると柔らかなフワフワした食感があり、干したものを軽く炙れば酒肴として最適と評価が高まっています。
フクラギ
- 旬の時期
- 8~1月
フクラギは体長は30~40cm、体重は500~1,000gでブリの幼魚にあたり、富山県では最もポピュラーな魚のひとつとして知られています。県外ではあまりなじみのない呼び方で関西圏においての「ハマチ」にあたります。
ブリの幼魚ということもあり、栄養価はブリに近いものがありますが、ブリに比べ、脂が少なくサッパリと食べられます。
ブリよりも手頃な価格で手に入りますが、価格の違いを抜きにしても、「ブリよりフクラギのほうが好き。」という富山県民も少なくはありません。
さといも
- 旬の時期
- 11〜1月
富山県では南砺市と上市町が主なさといもの産地として知られています。その中でも、南砺市山野地区は歴史が古く、専勝寺農帳によると萬治年間(1660年頃)にさといも栽培の記録が残っています。また、南砺市焼野地区では、享保5年(1720年)に加賀藩より種いもが譲渡され栽培が始まったと言われています。
南砺市の焼野と山野の両地区は、どちらも庄川とその支流の堆積によって形成された扇状地にあり、豊富な用水と水はけに優れた土壌です。この地域ならではの土壌と気候が、南砺産さといもの粘りの強さと柔らかさを育んでいます。
自然薯
- 旬の時期
- 11〜1月
自然薯の最大の特徴は、強力なねばり。古くから、精がつく山の幸、滋養強壮や疲労回復に効果がある食べ物として親しまれ、漢方でも「山薬」と称され、珍重されてきたました。
多く含まれている良質の澱粉質やアミラーゼなどの酵素が消化吸収作用を助ける働きを持つほか、カルシウムや鉄分、リン等のミネラルやビタミンも豊富。貧血や高血圧の予防などに効果があります。さらに、新陳代謝や細胞の増殖機能を促進することで、常食すると基礎体力が増強。疲労回復や成人病、ガンや糖尿病の予防にも効果が期待できるといわれています。
バイガイ
- 旬の時期
- 通年
富山湾ではオオエッチュウバイ、カガバイ、ツバイ、チヂミエゾボラ(エゾバラモドキ)の4種類のバイガイが水揚げされます。4種類ものバイガイがとれるのは全国でも珍しいです。
地元ではチヂミエゾボラがもっとも大きく高価で、次いでオオエッチュウバイ、カガバイ、ツバイの順に大きいです。
ツバイは、漁獲量も多く、殻の頭頂部が黒いことから「ケツグロ」とも呼ばれています。















