レシピ食の匠が教える伝統レシピ

【入善町】やきつけ

昭和初期の食糧難の頃から、田んぼ仕事や子供のおやつとして食べられていた。やきつけは、もち米のくず米を粉にし、春に採れるやわらかなヨモギを摘んでゆで、粉と混ぜて団子にし、大きな鉄鍋で焼いて味噌を塗って作る。

＜下準備＞
a 春にやわらかいよもぎを摘んで、ひとつまみの塩を入れたお湯でさっとゆがく。
水に冷まして、しぼらずに保存袋に入れて冷凍保存しておく。
1 みそと砂糖、しょうがのしぼり汁を混ぜ、練り上げておく。
2 お湯を鍋に沸かし、よもぎを入れてやわらかくもどす。
ゆで汁とよもぎを分けて取り、よもぎは細かく刻む。
3 こね器（または大きめのボウル）にもち米粉、片栗粉、よもぎを入れて②のゆで汁を少しずつ入れて両手でこねていく。
耳たぶくらいの硬さにこね上げて広げる。
4 フライパンに油をひき、③をおいて、ふたをして両面をこんがり焼く。
軽く焼き色がつき、ぷくぷくと焼けてきたら、①のみそを片面にぬり、ふたをあけたままで少し焼く。
みそが乾いてきたらできあがり。
★ よもぎのゆで汁の濃い緑色がもちをいい色に仕上げてくれます！