グルメ特集

Vol.23

富山の美味しい水や
豊かな環境が育むブランド牛!
とやま牛(氷見牛)

「とやま牛」とは、富山県産牛肉ブランドの総称で、①富山県内で12ヶ月以上飼育され、②最長飼養地が富山県で、③牛枝肉格付規格が3等級以上の3つの要件を満たした牛肉のことを指します。

そんな「とやま牛」には、氷見牛(氷見市)、稲葉メルヘン牛(小矢部市)、池多牛(富山市)、立山牛(立山町)、上市牛(上市町)、谷口牛(入善町)の6銘柄があります。

今回はそのうちの一つ、“氷見牛”の生産者の方にお話しを伺いました。

とやま牛(氷見牛)

“氷見牛”生産者
JAアグリ氷見

斎藤 嶺太 さん

氷見牛のおいしさの3つの秘密

Point 1味・旨み

氷見の水、こだわりの飼料、豊かな環境、
すべてが肉の旨みになる!

「氷見牛は通常の牛と比べてオレイン酸が高いので、より肉の旨みを感じられます。」と斎藤さん。

氷見牛を含め「とやま牛」は、自然豊かな富山の美味しい水や、こだわりの飼料、また牛にストレスを与えないよう、丁寧に育てられています。そういった理由から、多く含まれるほど、柔らかく美味しいと評価されるオレイン酸を豊富に含んでいるのです。

Point 2食感・舌触り

上質な脂ときめ細かな肉質が生み出す、
とろけるような食感!

「氷見牛にはとても上質な脂がのっています。とろけるような舌触りで、脂肪も質が良いので、脂っぽさがなく、あっさりとしています。」と斎藤さん。

氷見牛にはオレイン酸などの不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。不飽和脂肪酸は体温で溶ける脂であることから、とろけるような食感が生まれています。「とやま牛」は舌触りなどあらゆる面から牛のおいしさを追求しています。

Point 3品質・技術

熟練の肥育技術が、
等級A4以上の高品質な牛を育てる!

「氷見牛は脂肪交雑、いわゆるサシと呼ばれる部分の混ざり具合が抜群に綺麗なところもポイントですね。」と斎藤さん。

サシは肉の旨みを大きく左右する部分。網目状の綺麗なサシが入った牛を育てるのは難しく、肥育の方法や牛の血統なども影響するため、ただ餌を与えるだけでは決して育てることはできません。畜産の仕事を始めて10年以上の斎藤さんや、ベテランの方々の肥育技術によって、高い品質が保たれています。

こだわりの肥育方法

安心安全なお肉を届けるための、
新鮮な餌や清潔な環境づくり

牛はとてもデリケートな生き物。斎藤さんは毎朝、餌や水を新鮮なものに取り替えたり、牛の寝床を掃除したりして、牛がリラックスできるよう、常に清潔な環境を整えています。

「前日の残った餌はよだれなどが混じっていて食べないので、毎朝必ず取り替えています。牛ってそういうことがわかるんですよ(笑)」と斎藤さん。

牛の気持ちをよく理解し、愛情をこめて育てていることが伝わってきます。肉牛の生産者の皆さまは、牛がのびのびと育つことができる環境づくりを常に心がけ、安心安全な牛肉を消費者にお届けしています。

また、「とやま牛」を含めた富山のお肉は生産から流通まで、万全の品質管理・安全管理をしています。
富山県家畜保健衛生所では県内すべての農場の衛生状況を把握し指導しています。その他にも、農場から出荷される時には、富山県食肉検査所で病気がないか微生物がついてないかなど、一頭一頭全て厳しく検査され、そこを合格した食肉だけが市場に流通します。
このため富山のお肉は安心・安全なのです。

生産者としての想い

最後に、斎藤さんに生産者としての想いを伺いました。

「おいしいお肉になるように、牛にしっかりと餌を食べさせて太らせ、新鮮な水を与えて、毎日丹精込めて育てています。氷見牛は高級なイメージがありますが、小間切れのお肉でもすき焼きやしゃぶしゃぶに使えるくらい美味しく、どんな料理にも気軽にご利用いただけるお肉です。また、サシが綺麗で見た目がいいので贈答品として購入される方が多く、そういった用途にも自信を持っておすすめできます。この価格でこれだけの品質の肉は県外にもなかなかないと思いますので、飲食店用としても、ご家庭用としても、多くの方に食べていただけたらと思っています。」

豊かな自然のもと、丁寧に、丹精込めて育てられる氷見牛。綺麗なサシを持ち、上質な脂が生み出すまろやかな味わいと、きめ細かな肉質が口の中でほどける食感を、ぜひご賞味ください。

氷見牛を使ったレシピの紹介

氷見牛のすき焼き

家族みんなで氷見牛を美味しく食べたいときは、すき焼きがおすすめ!とろけるような甘さを持つ氷見牛は、すき焼きの甘い味付けと相性が良く、卵とからめるとより一層なめらかな口あたりを楽しめます。作り方は以下のページでご紹介しています。

TOYAMAの食ネタ

美味しい富山米の店

富山県米消費拡大推進協議会では、米の消費拡大を目的に、
平成28年度から富山米を100%使用しているなどの
基準を満たしているお店を「美味しい富山米の店」として登録し、
現在119店舗が登録されています。(R2.2末現在)

「美味しい富山米の店」とは

以下の3つの条件をすべて満たしている
県内の店舗を登録しています。

  1. 富山米を100%使用すること。
  2. 使用する精米は、整粒の割合が85%以上であるかを確認すること
  3. 美味しい富山米を提供するための遵守項目について点検・確認を行うこと

以下のPRサインが
「美味しい富山米の店」登録店舗の目印です
ぜひ、お店で美味しい富山米を
食べてみてください!!