富山の食材
みょうが寿し
富山市(旧大山町)小佐波地区で採れるみょうがは、普通のみょうがよりも鮮やかなピンク色で、食感はシャキシャキと歯ごたえがあり、香りも良くて「小佐波みょうが」として知られている。
同地区では、地元産のコシヒカリを使った酢飯に、3カ月かけてじっくり漬け込んだ酢漬けのみょうがと鱒を乗せた押し寿し「みょうが寿し」を作り、郷土の特産品として人気を博している。
このみょうが寿しは、100年以上の歴史があるといわれ、贈答用として各家庭で受け継がれてきた郷土料理として愛されてきました。
DATA
【富山市】農業組合法人味彩おおやま
味彩おおやまは、特産品の販売並びに販路拡大を目指し、大山地域の農村女性グループ3組織が結集して設立された。みょうが寿しは、昔ながらの味をできるだけ伝承し、材料は大山特産の小佐波みょうがを使うなど厳選した食材を使い、自然の風味を生かした素朴なおいしさにこだわっている。また、みょうが寿しだけでなく、日頃から、加工技術の研究を重ね、地場の農産物を使った数々の商品を開発している。また、朝市、子ども達による体験農園などの地産地消や食育活動も積極的に行っており、地域の活性化に大きく貢献している。