グルメ特集

Vol.24

みずみずしい果肉とすっきりした甘さが絶品!

富山の“夏のフルーツ”
特集

ぎらぎらと陽射しが照りつける暑い夏は、食欲も無くなりがち…。そんな夏にこそ食べたくなるのが、さっぱりとした甘さで食べやすく、ビタミンやミネラルが豊富なフルーツ!豊かな自然に恵まれた富山県は、果実の生育にも適しており、さまざまなフルーツが栽培されています。一番おいしい旬のこの時期にしか味わえない、富山の夏のフルーツやスイカの魅力をご紹介します!ぜひ味わってください!

生産者インタビュー
ブルーベリー(むかいさんちの農園)

富山の夏のフルーツ①
「梨」【8月中旬~10月中旬】

夏にぴったり!ひんやり
シャリシャリ食感を楽しもう

呉羽地区を中心に栽培されるブランド梨「呉羽梨」は、果汁が多く甘い果肉と、シャリシャリとした歯ざわりの良い食感を楽しめます。また、魚津市には、130年の歴史をもつ「下野方梨」というブランドがあります。なじみのお客さまに応えるため、めずらしい品種も作られているとか...。

購入できる場所
呉羽梨
富山県内のスーパー、呉羽地区等生産者直売所※ネット通販を行っている生産者も多数あり
下野方梨
魚津市内の生産者直売所

富山の夏のフルーツ②
「桃」【7月下旬~8月】

ほっぺもとろけるほどの甘さ!
別名「まぼろしのもも」

富山県産の桃は、樹に実った状態で完熟させてから収穫するのが特徴。販売後すぐに売り切れることもあり、「まぼろしのもも」とも呼ばれています。口いっぱいに広がる桃の香りと、とろけるような甘さの果肉は、一度食べたら忘れられない美味しさです。

富山の夏のフルーツ③
「ぶどう」【8月上旬~10月中旬】

おいしさよりどりみどり!
多彩な品種が富山のぶどう

栄養のある黒ボク土が広がる魚津市の「西布施地区」は、県内最大のぶどう産地。ジューシーな実は食べ応えがあり、一粒口に含むと、ほどよい甘みと酸味が夏の疲れた体に染み渡ります。ぶどうは県内各地で様々な品種が栽培され、富山県産ぶどうを使ったワインも製造されており、色んな味わい方が楽しめます。

富山の夏のフルーツ④
「いちじく」【8月下旬~10月】

果汁たっぷり!
やわらかくて甘い夏の果実

昭和46年ごろから、旧大沢野町(現富山市)で栽培が始まった「大沢野いちじく」。完熟した旬のいちじくの赤い実には、果肉がたっぷりと詰まっています。とろりとした柔らかさで、甘みも十分。生食はもちろん、ワインやジャム、ソフトクリームなどでも美味しくいただけます。

購入できる場所
「JA あおば直売所 みのり館」のいちじくソフトもおすすめ!

富山の夏のフルーツ⑤
「ブルーベリー」【6月中旬~8月上旬】

甘酸っぱい夏の味!さわやかな
酸味と香りが楽しめます

数多くの品種があるブルーベリーは、酸味の強いものから、なんとブドウよりも甘くなるものまで、それぞれの個性豊かな味わいを楽しめるフルーツです。夏に味わえる品種には、甘く優しい味のハイブッシュ系、野性味ある味のラビットアイ系のブルーベリーなどがあります。

購入できる場所(観光農園)

富山の「スイカ」
【7月下旬~8月中旬】

みずみずしい果肉で水分補給!
富山を代表する風物詩

「入善ジャンボ西瓜」は、ラグビーボールのような形が特徴で、重い物だと30kgにも及ぶ国内最大級のスイカ。みずみずしい果肉はサクッとした歯ごたえがあり、上品な甘さと香りが特徴です。また、富山市で栽培される「朝日西瓜」も、糖度が14〜15度にもなる非常に甘くて人気のスイカです。

購入できる場所
入善ジャンボ西瓜
JAみな穂直売所、生産者直売所等※通販可
朝日西瓜
婦中町安田交差点直売所※通販可

INTERVIEW

富山の夏のフルーツ“ブルーベリー”
生産者の方にインタビューを行いました!

“ブルーベリー” 生産者
向中野 芳和 さん
むかいさんちの
ブルーベリーの特徴

品種ごとの甘みや酸味の
違いを発見したり、
個性豊かな
味わいを楽しめます。

「来る時期によってブルーベリーの味が違うので、自分の好きな品種を探す喜びや、楽しさも感じていただきたいと思っています。」と向中野さん。

ブルーベリーには一つひとつ個性があり、品種や育て方によっては500円玉サイズになったり、甘みが強くなったりします。むかいさんちの農園では約30品種ものブルーベリーを育てているので、ブルーベリーの品種ごとの個性豊かな味わいを体験できます。

こだわりの栽培方法

ストレスの少ない環境づくりが、
甘くて美味しい
ブルーベリーをつくります。

「富山県ではまだ珍しい、ポットによる養液栽培を行っています。また、水やり時は『ドリップ潅水』という環境にやさしい方法で、水の量を調整しながら少しずつ与えています。」と向中野さん。

これらの方法によって、ストレスの少ない環境をつくることで、ブルーベリーたちはまっすぐにのびのびと育つことができます。

「防草シートを敷き、草や虫をこまめに取り除いているため、お客さまからは『いつも綺麗にしてるね』と言っていただけます。できるだけ農薬にも頼らない、優しい農業を心がけています。」と向中野さん。

ブルーベリー狩りに来る子どもたちも、普段着のまま思いっきり楽しめる綺麗な環境が整えられています。日々の積み重ねが、おいしくて安心・安全なブルーベリーの品質につながっているのでしょう。

生産者として

「子どもを連れ家族でブルーベリー狩りに行った時、子どもがすごく楽しそうな顔をしていたことが、私がブルーベリーの栽培を始めたきっかけです。『地元の魚津市にも、そんな笑顔になれる場所をつくりたい』という想いで、10年ほど勤めた市役所を退職し、ブルーベリーの生産者になりました。

魚津市では、ブルーベリーはまだまだニューフェイスで認知度も低いです。ですが、そんなブルーベリーとともに少しずつ成長し、地域に愛される農園を目指して地元を盛り上げていきたいと思っています。

現在、同じ思いを持つ地域の飲食店や様々な施設などでも、ブルーベリーをご利用いただいています。地元の方はもちろん、魚津市に訪れる多くの方々に、むかいさんちの農園で育てられたブルーベリー1粒1粒の個性的な形・味を感じ、味わっていただければ嬉しいです。」

地元と子どもたちを愛する気持ちや、あたたかい人柄が伝わってきます。そんな人柄のように優しく、丁寧に栽培された、甘くて美味しいブルーベリー。魚津市に訪れた際は、ぜひ味わってみてください。

ブルーベリーを使ったレシピの紹介
ブルーベリージャム添えアイスクリーム

つめたいバニラアイスにブルーベリージャムを少し乗せるだけで、リッチなデザートに大変身!ミントの葉があれば、乗せることで色合いが鮮やかになり、味にも広がりができるのでより美味しくなります。

★富山のフルーツは今回ご紹介したお店以外にも、各産地の直売所や生産者の庭先、オンラインショップで販売されています。