【梨】
富山県の梨は、栽培面積の約7割を優良品種「幸水」で占めています。特に呉羽梨は県外へも出荷され、歯触りがよく、甘くみずみずしい味が好評です。
【西瓜】
富山県内では、日本一大きな「入善ジャンボ西瓜」や入手困難な「朝日西瓜」など個性豊かな西瓜が栽培され、暑い夏に爽やかなうるおいを与えてくれます。
呉羽梨(富山市・射水市)
8月中旬から、それぞれ特徴のある品種「幸水」「豊水」「あきづき」「新高」が順番に収穫されます。
入善ジャンボ西瓜(入善町)
入善ジャンボ西瓜は15~25㎏にもなる日本一大きな西瓜です。サクッとした歯ごたえと甘い香りが特長です。
下野方梨(魚津市)
「新水」「幸水」「豊水」「二十世紀」「あきづき」等多様な品種を庭先でリレー販売しています。
朝日西瓜(富山市)
完熟した製品を売るという方針のもと、庭先と通信販売で扱われています。スーパーの店頭に並ぶことがなく、「幻の西瓜」と呼ばれています。
呉羽梨の歴史
明治30年代:呉羽地区で梨の栽培が始まる。弥次郎が東京から苗を持ち帰り「長十郎」の栽培をはじめる。
昭和初期:弥次郎の成功に続き梨畑の栽培面積が40haに広がる
昭和46年:米の生産調整を契機に梨畑が飛躍的に拡大。「幸水」が全国に先がけて導入され、呉羽梨の名声が高まる
入善ジャンボ西瓜の名称由来
室町時代:西瓜の栽培が始まる
明治10年:「荻生西瓜」「縞皮(しまかわ)すいか」
明治42年:黒部川の清流にちなんで「黒部西瓜」と改名
昭和57年:「入善ジャンボ西瓜」に改名し、消費者の甘味志向に適応するため、交配選抜による努力を重ねる